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孤独死・自殺死を発見した場合　特殊清掃ご依頼までの手引き

１.ご遺体の発見

最近姿を見なくなった、連絡しても連絡が取れない、異臭がする、当該物件の窓にハエ等の虫が異常発生している、新聞等が溜まっている、窓等から中を覗いてみると人が倒れているようだ・・・。
こういった場合、もしかすると孤独死や自殺死かもしれません。

２.警察に通報

当該物件より異臭がする、ハエ等の虫が異常発生している状況は明らかに亡くなっていると判断できます。
こういった場合は変死となるため、不用意に入室せず、まずは落ち着いて警察へ通報して下さい。
※ほぼ無いと思いますが、警察への通報前に入室せざるを得ない状況の場合は、決してご遺体や腐敗液、体液や血液等には触れないで下さい。
また故人様が病死の場合も考えられますので、どのようなウイルスが蔓延しているのか不明ですので、マスク着用して下さい。（結核は空気感染します。またこの場合は通常のマスクで防ぐことは出来ません。以上の理由により入室は極力避けることが無難です。）

※お風呂の湯船でお亡くなりになっている場合、詰まりの原因となりますので排水栓は抜かないで下さい。

３.弊店にご相談下さい

警察の許可が下りるまで入室することは出来ませんが、この間に西宮市のなんでも相談サービス　オアシス　特殊清掃部門にご相談ください。
いつ現場に入ることが出来るのか、発見に至るまでの経緯、故人様の病歴、死後何日目か、お部屋の何処でお亡くなりになったのか、該当物件の間取り等、わかる範囲でお教え頂きますと、大まかな金額や作業日数等お伝えすることが出来ます。

４.現場への立入り・無料お見積り

警察の許可が下りた時点で、弊店スタッフが現場へ向かいます。
室内の汚れや臭い、故人様の遺品量を確認させて頂き、原状回復方法、作業内容、リフォームが必要かどうか、作業日数、費用についてお見積り致します。
ご遺族様が現場へ入室することが困難な場合は、弊社スタッフが責任を持って状況把握をし、作業について詳しく説明致します。

５.はじめの処理

死後経過日数により異なりますが、臭い濃度が濃い場合は始めに次亜塩素酸ナトリウムや二酸化塩素等、適材適所に薬剤を使用し噴霧致します。
その後、オゾン発生器を使用し、後日の作業がやり易いように、臭い半減と除菌処理を行います。

６.特殊清掃・遺品整理

汚染が一番酷い部分より清掃を行います。それと並行して貴重品等しっかりと分けながら遺品整理作業を行います。
当店は、事件現場特殊清掃士と遺品整理士の資格を持つスタッフが在籍しております。
状況により腐敗液等が畳や床、その下の木材やコンクリート、場合によっては階下にまで及んでいる場合もございますので汚染されている部分は消臭・除菌を徹底的に行います。
場合によっては汚染部分を撤去させて頂くこともございます。

７.汚染箇所処理・解体

汚染箇所が床や床下、壁や壁の中、建具等にまで及んでいる場合はその部分の解体が必須となります。
汚染された部分の表面のみを消臭・除菌しても臭いはいつまでも残ってしまいます。
こういったケースの場合はリフォームが必要です。
また、仕上げに汚染された部分を特殊清掃用臭い止めコーティングを施します。

８.オゾン発生器による消臭・脱臭

特殊清掃、解体、遺品整理が終了した段階でオゾン発生器を使用し消臭・脱臭を行います。
死臭は一般の消臭剤や空気清浄機で消臭・脱臭することは不可能です。
また、芳香剤等で対応することも不可能です。
弊店では臭いの元を分解できるオゾン発生器を使用致します。

９.リフォーム

こちらの項目は必須ではありません。
解体をしなくても消臭・除菌できる場合もございますし、場合によってリフォームが必要な場合は別途お見積り致します。
※一括でお任せ頂くことも可能ですので、リフォームが必要な場合は別途お見積り致します。
※臭いの程度によりクロス剥がしをご提案させて頂く場合もございます。理由として蒸発した腐敗液等が壁紙に染み込み、その奥の石膏ボードや板、コンクリートにまで及んでいる場合もございます。クロスを剥がし、その上でオゾン発生器を使用すると、より効果的です。